混声合唱とピアノのための組曲「みやこわすれ」より
(作詞 野呂昶 作曲 千原英喜)
4.みやこわすれ
野呂 昶 詩
ゆうもやのむこう
うすむらさきのはなが うかんでいる
わたしは てをのばす
どんなに てをのばしても
とどかない
みやこわすれ
そのすがたの なんというすずやかさ
とおいあのひ
ただただ せつなく くるしく
かぜのゆらぎにも ふるえ
ときめいていたこと