十和田の底に (青森) |
<デユークのジョッキー にほんのうたによせて> 「湖の底に、しずんだリンゴ・・・・」この日本のうたシリーズの記念すべき第一曲目のうた。湖畔に住む老人曰く「リンゴは、くさったって沈まねーだ」しかしあくまでも、詩的イマジネーションを大切にする意味から、りんごを沈めました。「トワダ」アイヌ語で”岩の湖”と呼ぶ。映画”吾れ幻の魚見たり”で有名な十和田湖「山は富士、湖水は十和田、広い世界に一つづつ」詩人佐藤春夫が、こよなく愛した、この湖は秋が一番その美しい姿を見せてくれる。 |
* |
湖の底に沈んだリンゴ 水のおもさに つめたさに いつまでも いつまでも 無口なリンゴ 青いリンゴ 十和田の底に沈んだ津軽 雪の白さに 静けさに いつまでも いつまでも はるかな津軽 遠い津軽 湖の底に沈んだあなた 愛の深さに 淋しさに いつまでも いつまでも 若いあなた 美しいあなた |