あの日を忘れない。 明日を忘れない。
東北の子どもたちと川嶋あいさんが、いまを生きる子どもたちの心を歌にしました。
あらたな一歩を踏み出す季節に、子の歌がみんなの気持ちに届くことを願って。
協力:岩手県大槌町立大槌中学校、宮城県石巻市立荻浜中学校
福島県南相馬市立原町第二中学校の生徒のみなさん
<2015年(平成27年)3月11日(水)読売新聞より>
見上げた空に雲が流れて
今日という日がまた始まるよ
変わらないもの変わりゆくもの
心の中で見つめてきたね
強がることには慣れてきたけど
ほんとうの自分さらけだせなくて
負けないように恥じないように
僕にもできること探してゆこう
うれしい時も悲しい時にも
流す涙がほら明日へとつながるよ
人の優しさ人の笑顔に
これまでずっと支えられてきた
自分にもっと自信を持って
生きてゆくことは難しいけれど
今度は確かのもとへ
僕がそう形を変えて何か贈れたら
目立たなくても派手ではなくても
よくばりはしないでただひたすらに
僕が信じる夢を描いて
いつかその先には幸せがありますように
タイムリミットどこにもないよ
疲れた時は立ち止まればいい
どんなに高い壁もいつの日か
新たな道へ向かう扉に変えてゆこう
悔やまぬようにさびないように
毎日に思いを注ぎ込もうよ
上手に生きてゆくことよりも
生かされてきたこと忘れずに歩きたい
少しずつ未来へと
とびら
作詞 川嶋 あい 作曲 川嶋 あい 編曲 宗本 康兵