踊り疲れて (徳島)
<デユークのジョッキー  にほんのうたによせて>
永さん、いずみさん達と取材に行ったのは、4年前の夏のことです。
いや取材というよりは、全員で踊りに行ったようなものでした。何しろ町中でオドリ狂っているので、ただ見ているだけでは阿保と思われても文句は云えまい。この街の人々は踊り以外は何も出来ないのかと思う程アッパレな気分でした。ハイ。
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踊り疲れて
抜けだした二人
川端柳の涼しい風に
鳥追笠を頬かむり
並んでうつる新町川
阿波の徳島 夜は更けて

踊り疲れて
抜けだした二人
何もいわずに見交す目と目
粋な黒襟 利休下駄
月は眉山の山陰に
阿波の徳島 祭の夜

踊り疲れて
抜けだした二人
踊りぞめきの囃子もやんで
赤い蹴出しもほんのりと
しらじらあけて鮮やかに
阿波の徳島 朝がくる
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