三つの民謡(op.41)

2.霜がおりて
訳詩 吉田 秀和  作曲 F.メンデルスゾーン

春のおぼろ夜半に 冷たい霜がおりて
花はしぼみ 枯れておちた

若者が乙女と 恋し合い家捨てた
二親さえ 知らない時に

見も知らぬ里を あちらこちらとさまよい
二人とも 寂しく死んだ