港のためいき(神奈川) |
<デユークのジョッキー にほんのうたによせて> 神戸の「別れた人と」と同じく港街の情景をムードいっぱいに、満たしボサノバのリズムをバックにいかにも都会的な夜のけだるさをうたう朝もやの中に、いつまでもじっとして動かない二人の影。 |
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ためいきまじりの はなうたが 聞こえる 愛し疲れた 男と女の やるせない ものうげな 影が並ぶ 外人墓地 ためいきまじりの 片コトの 言葉は(くどくは) 恋に飢えてる ギリシャのマドロス 遠い国 遠い女 影が踊る 港のクラブ ためいきまじりの 眠たげな あくびに 朝はしらじら 短い夜の 愛はどこに 愛はどこに 影が消えた 港のホテル |