混声合唱組曲
「富士山」
作詩 草野 心平 作曲 多田 武彦
V.作品第拾陸
牛久(うしく)のはての
はるかのはての山脈(やまなみ)
その山脈からいちだん高く
黒富士
大いなる
はるか
黒富士
さくらんぼ色はだんだん沈み
上天(じょうてん)に
金隈取(くまどり)の
雲一点
<存在を超えた無限なもの>
<存在に還へる無限なもの>
祈りの如き
はるか
黒富士
この曲は男声合唱組曲としてあまりにも有名ですが、混声合唱の
希望も多く、混声版として編曲されました。
男声合唱の水墨画から混声合唱の水彩画へ。