ボタ山(福岡)
<デユークのジョッキー  にほんのうたによせて>
この歌を歌っていると、生きて行くことの苦しさ、むずかしさ、非情さ、貧乏のはがゆさ、そういったすごくきびしいものを感じて何だか悲しくなる。そんな時ふと、廃坑を利用して、しいたけ栽培や養魚をやっているとゆう話をきくと、ほっとした気持ちになるのは甘っちょろいのだろうか?
*
俺達が 俺達が
学校へ行く前の話だ
ボタ山で働いていた
おふくろに
親父はどこにいるんだと
聞いたことがあったっけ

俺達は 俺達は
親父の思い出がないのさ
ボタ山で働いていた
おふくろは
親父はこの山の底で
眠っているといったっけ

俺達は 俺達は
親父にあいたい一心で
ボタ山で働いていた
おふくろと
石炭ガラを拾いわけ
黒い涙でないたっけ

俺達は 俺達は
嫁も貰っていいおやじ
ボタ山で働いていた
おふくろの
お墓も親父と並べたし
今じゃ博多の街ぐらし
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