亜麻色の髪の乙女
作詩 橋本 淳  作曲 すぎやまこういち  編曲 青島 広志

<青島先生の解説>
 かなり古典的な形式感をもった曲で、1コーラスが三部形式でできています。
詩が短いので、途中からはピアノに主導権を持たせ、終わりに繰り返しをつけて、
視点が次第に遠ざかっていくような印象を持たせるようにしました。
中間部に出てくる第七音の変化に注意すること、一度間違って覚えるとなかなか
直りません。また、「ほほえみの」の「み」の歌い回しに、当時の旋律作法があらわ
れていることも見逃さないでください。
 前奏や後奏の出典は、きくだけ野暮というものです。

亜麻色の 長い髪を
風がやさしくつつむ
乙女は胸に 白い花束を
羽のように 丘をくだり
やさしい 彼のもとへ
明るい歌声は 恋をしているから

*ばら色のほほえみ 青い空
 幸せな二人は よりそう
 亜麻色の 長い髪を
 風がやさしくつつむ
 乙女は羽のように
 丘をくだる 彼のもとへ

 (*くりかえし)

彼のもとへ